バイナリーオプションでは、ファンダメンタルよりもテクニカルが重視されますが、ファンダメンタルをまったく意識しないわけではありません。大きな経済指標が発表される時間には、多くのトレーダーが反応するため、動きが大きくなりやすくなります。
細かい時間設定で結果が出るバイナリーオプションの場合には、動きの予測が難しくなるため、重要指標時間のトレードは避けるようにしましょう。
今週注目の経済指標
2月10日 21時 アメリカ・消費者物価指数01月
2月第2週 大きな指標は少なめ
みんかぶFX の★4つ以上は1件しかありません。
注目経済指標はほとんどありませんが、各国要人の講演がありますので、発言には注目が必要です。
先週の相場分析と今週の動き
ドル高が続くかどうかが注目どころとなっています。
ドル高基調継続の流れ
先週、大きくドル高となり、ドルは105円後半まで上昇しました。
原因としては、日経平均株価上昇のため、リスクオンの円売り。
さらには、バイデン大統領の追加経済対策への期待感によってアメリカ長期金利が上昇となったことがあげられます。
新型コロナウィルス収束への期待感もドル高を後押ししました。
アメリカでの新型コロナウィルス感染者は徐々に減りつつあり、ワクチン接種者が上回ってきているためです。
先週のアメリカ雇用関係の経済指標結果は?
ISM、ADP、PMI、新規失業保険などは良好な結果となりました。
雇用統計は予想を下回ったため、ドル円は一時下落。
けれども、下落は限定的で、今週に入ってまた上昇となっています。
今週もまだドル高傾向は継続の予想。
先週の高値を越えてさらに上昇するかが注目どころです。
ユーロドルは大きく下落
先週は、ユーロドルが下落が予想以上にすすみ、1.20も割って大きな下落となりました。
ヨーロッパでは新型コロナウィルスの感染拡大がいまだ続いており、ロックダウンも長期化傾向となっており、経済的にも-要素として相変わらず悩みの種となっています。ワクチン供給も順調とはいえず、イギリス製薬会社からは供給の遅れが発表されるなど、イギリスとヨーロッパ間での軋轢がやみません。
アメリカとイギリスではワクチンの接種は順調に進んでおり、為替も好調。
ひるがえって、ワクチンの遅れが目立つヨーロッパや日本の通貨安がとまらない状況です。
ユーロ圏の経済指標は軒並みよいとはいえず、あまりか長期金利の上昇によって、ドル高が進んだため、そのあおりを受けてユーロドルは大きく下落。
意識されていた1.20のポイントを割ったあとは、1.195まで下落しました。
その後、多少の戻しが入り、1.205付近まで巻き替えてはきています。
これは戻し傾向がみられるということで、今週も下落方向が続く予想です。