顧客対応 例2)

顧客対応




今日のテーマは

相談者さんがお聞きになりたいことに
フォーカスしてお答えできているか

ということです。

私事で恐縮ですが、
大学院を修了するころ、
公立の高校教諭の就職が決まっていました。
採用試験に合格していたのです。

ふと、書店に立ち寄ったところ、
四柱推命の本を出された今では超有名な〇木先生という方が、
サイン会をしておられたんです。

まだ駆け出しのころだったんでしょうか。
こんな田舎までサイン会周りなんて、たいへんなことでしたね。

その時、本を購入すれば無料で鑑定してくださるということでお願いしました。
私は元来、占い好きだったようです。

来年の3月に大学院を修了して就職します。
高校の採用試験に合格してます。

と言って、仕事運を観ていただこうと思ったのです。
すると、細〇先生は、

来年はあなた、

就職するにはあまり良くないわ。
やめたほうがいいわね。

「えぇ~、やめろと言われても・・・。」
私はびっくり仰天してしまいました。

社会の仕組みをわかっていらっしゃらないのでしょうか。

せっかく採用試験に合格しているのに、
それを蹴ったら、次の年にもう一度受けても受かりません。

いったいどうしろというのでしょう。

来年はあまり良くないから
無理しないでね。

と優しい口調で言ってくださいましたが・・・。

当時の私は当然ながら、この時の占い師の先生は、
たいした先生ではないと思いました。

その後、メディアで有名になられても、

あ~、この全然だめな占い師の先生だ。

としか見られなくなっていました。

この時の鑑定の何が私にそう思わせたのでしょう。

「仕事がうまくいかない」という悩みには?

例えば、翌年、私が仕事がうまくいかず悩んで鑑定依頼をしたとします。
すると、

あなた、今年は年回りが悪いのよ。
しかたないわね。

という伝え方で、相談者の方は納得できるでしょうか。
できるはずがありませんね。

相談者との会話はそこでおしまいになります。

では、どうやって今年のつらい運勢をお伝えすればいいのでしょう。

今のあなたには、この部分が足りないのね。

今は時期が良くないから、
つらいことも多いけど、
来年になると運が開けるってでてるから、
そのころにこんなことをすればうまくいくはずよ。

 

今の時期はたいへんだけど努力は続けてね。

今の努力が来年になって実るから。

つらいけど、今はがんばり時だと思って乗り越えましょうね。

こんなふうに、具体的にどうすれば良いか教えてもらえれば
相談者は占い師に対して信頼感を持つことでしょう。

相談者の気持ちとしては

自分の未来を知りたい
自分は仕事がうまくいくのか知りたい
どうすれば仕事がうまくいくようになるか知りたい
運が悪いと言われたけど、ではどうすれば良いか知りたい

というように現状打破して現実を改善したい、
良い方向に向かいたいと思うから相談してこられるのです。

今年は運が悪い年だからだめね!

だけでは、鑑定してもらう意味がないと相談者さんは思うでしょう。

つまりは、
相談者さんがお聞きになりたいことにフォーカスできていない
ということです。

自分の出した鑑定結果だけにとらわれないで

ともすれば、占いスキルを一生懸命勉強していて、
そこから出た結果を真面目に相談者の方にストレートに伝えてしまう。

新米占い師のころにはよくあることです。

私の占いは当たるか当たらないか

その点ばかりに神経がいってしまい、
目の前の生身のお客様の心を忘れがちになっているのですね。

占い師は鑑定することがすべてではありません。

カウンセリングのプロでもなくてはならないのです。

話し方、鑑定結果のお伝えのしかた
そういうものを占いスキルと同等、
あるいはそれ以上に大事なものとして学んでいきましょう。